<みなこだ育友会として進めていくスタイル>
その1:まずは、啓蒙活動から。
・南小立野小学校はユネスコスクール認定校、を認識していこう!
・学校でも取り入れていくSDGsやESDについて、保護者も知ろう!
・SDGsを知ることで、考え方やものの見方の幅を広げていこう!
ひとりひとりがまず知り、考えることが大切。学校と一緒に、啓蒙周知してまいります。
→SDG11「住み続けられるまちづくりを」
→SDG4 「質の高い教育をみんなに」
その2:SDGsに通じる取り組みの実現
◆防災活動の具現化
→町会、公民館防災委員、金沢市危機管理課との合同防災訓練の実施(本年度日程調整中)
→避難場所の確認と周知、避難方法の学び、避難所開設実習など
◆地域協働活動事業の継続と発信
→地域コーディネーターと学校、地域との事業計画と実施
◆防犯活動の活性化を通じて、親子共に、地域への奉仕の心を育成(質の高い教育への実現のおてつだい)
→見守るこころ、見守られる安心感をスクールサポート隊の活動を通じて啓蒙することで、親子共に地域奉仕活動への学び
→学校安全に対する育友会安全委員会(仮称)での研鑽
一例)近年のスクールサポート隊の外部へのかかわり
・2015.2より、金沢市子ども見守りボランティア協議会へ定例会や講義等に参加。
・2017.11 全国子ども見守りボランティア協議会大阪大会に参加し、学校危機メンタルサポートについて大阪教育大学藤田教授の講義を受講し交流が始まる。
・2018.3 金沢市子ども見守りボランティア協議会役員に南野就任。
・2019.6.12学校危機メンタルサポートについて講義を受講(村上教頭先生とともに)し、セーフティプロモーションスクール認証校※を目指す。e安全学習普及員養育セミナー受講予定。
学校独自の学校安全(生活安全・災害安全・交通安全)の推進を目的とした中期目標・中期計画を明確に設定し、その目標と計画を達成するための組織の整備と S-PDCAS サイクルに基づく実践と協働、さらに分析による客観的な根拠に基づいた評価の共有が継続されていると認定された学校を「セーフティプロモーションスクール」として認証しようとする取り組みです。特に学校における安全推進の取り組みの実践と成果を、学校から家庭へ、地域へ、そして近隣の学校へと発信し共有していこうとする「共感と協働」の視点が特徴とされる制度になっています。
このようなセーフティプロモーションスクールの認証にあたっては、「安全が確保された、完成された安全な学校」であることが基準とされるのではなく、「教職員・児童(生徒・学生・幼児を含む)・保護者、さらには子どもの安全に関わる地域の機関や人々が学校安全の重要性を共感し、そして『チーム学校』として組織的かつ継続可能な学校安全の取り組みが着実に協働して実践され展開される条件が整備されている学校」であると評価されることが重要となります。
取り組みへの背景
・2019年7月 金沢市、金沢青年会議所、国連大学サステイナビリティ高等研究所OUIKの3者は、持続可能な開発目標(SDGs)の推進に向けた共同研究に関する協定を締結を行いました。そこでは、金沢市独自の目標として、以下の5つの方向性を定めました。
1)自然、歴史、文化に立脚したまちづくりをすすめる、”古くて新しくて心地よいまちづくり”
2)環境への負荷を少なくし資源循環型社会をつくる、”もったいないがないまち”
3)次代を担う子供たちの可能性を引き出す環境をつくる、”子供がゆめを描けるまち”
4)誰もが生涯にわたって学び活躍できる社会風土をつくる、”働きがいも、生きがいも得られるまち”
5)文化や産業に革新的イノベーションが起きる仕組みをつくる、”新しいもの、ことを生み出すまち”
・最近、メディアでもSDGsに対する啓蒙が出てき始めました(5月からテレビ金沢にて啓蒙CMを放映し、テレビ金沢自身も「CHART project(R) for SDGs in KANAZAWA」の開催などSDGs活動に取り組まれています。)
「CHART project(R) for SDGs in KANAZAWA」・・・社会課題を表すデータのグラフの線を活かし、その課題が解決されたイメージとしてアート作品に生まれ変わらせるプロジェクト。ネガティブな印象があり、あまり今までは直視したくなかった「社会課題」やそのデータを、ポジティブに届けることができる。
・ユネスコスクールはESDの活動拠点として位置付けられています。
・全国に1116校(うち小学校は552校)、北陸には119校(小学校は84校)の認定校があります。
・2018年1月のユネスコスクール全国大会において、東京都江藤区立八名川小学校が「第3回ESD大賞」を受賞されました。
・南小立野小学校はユネスコスクール認定校です。
SDGsとは
「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称に複数形の「s」を付け、通称「SDGs(エスディージーズ)」と呼ばれ、世界が抱えるさまざまな課題を2030年までに解決するため国連で定められた17の目標です。SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。
つまり、宇宙船地球号。国や組織を超えて、みんなで17種の共通目標を持ち、みんなで知恵を出し合って解決していこう、という活動です。
ESDとは
持続可能な開発のための教育、のことで、SDGsの目標4、SDG4「質の高い教育をみんなに」にて展開されていく教育の概念であり、すでに2008年3月の学習指導要綱にも盛り込まれており、ユネスコスクールとしての認定校が増えてきています。わが南小立野小学校も認定校なのです。
その内容は、私たちとその子孫たちが、この地球で生きていくことを困難にするような問題をについて考え、立ち向かい、解決するための学びです。ESDは持続可能な社会の担い手を育む教育です。
現在、世界には、環境・貧困・人権・平和・開発といった様々な地球規模の課題があります。
ESDとは、地球に存在する人間を含めた命ある生物が、遠い未来までその営みを続けていくために、これらの課題を自らの問題として捉え、一人ひとりが自分にできることを考え、実践していくこと(think globally, act locally)を身につけ、課題解決につながる価値観や行動を生み出し、持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動です。
つまり、ESDは持続可能な社会づくりの担い手を育む教育です。
そして、ESDの実践には、特に次の2つの観点が必要です。
・人格の発達や、自律心、判断力、責任感などの人間性を育むこと
・他人との関係性、社会との関係性、自然環境との関係性を認識し、「関わり」「つながり」を尊重できる個人を育むこと
新学習指導要領等の策定過程において、2016年12月に発表された中央教育審議会の答申「幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について」には、「持続可能な開発のための教育(ESD)は次期学習指導要領改訂の全体において基盤となる理念である」とあります。 答申に基づき策定され、 2017年3月に公示された小・中学校学習指導要領においては、全体の内容に係る前文及び総則において、「持続可能な社会の創り手」の育成が掲げられており、各教科においても、関連する内容が盛り込まれています。
15年後の世界を動かしているのは、
今、子どものみなさんです!
「2030年までの世界の共通目標」と聞くと、みなさん、自分とはあまり関係のないことだと思うのではないでしょうか?
でも、想像してみてください。2030年、社会の第一線にいるのは、今の子どもたちです。その2030年、世界はどうなっているでしょうか?
地球はひとつしかありません。その地球には、課題が山積みです。地球のことは、地球に住むすべての人−先進国も、開発途上国も、大人も、子どもも−が、一緒に考えて、今すぐ課題に取り組んでいかなければ解決しません。
わたしたちが地球でずっと暮らしていけるように、国連や企業や有識者たちが知恵を寄せ合ってできた「持続可能な開発目標」。
「エアコンを使いすぎない」「車を使わず歩く」「食べ物を粗末にしない」。みなさんがもう気を付けていることだって、実は「持続可能な開発目標」に関係しています。ひとりひとりにできること、学校・団体でできること、大きい会社だからできること・・・。小さい行動だって、集まったら大きな力。
自分たちにできることをはじめましょう。
(ユニセフホームページ「15年後の世界を動かしているのは、今、子どものみなさんです!」より)
<確認しておきたい各団体のホームページリンク集>
◆ Save The Children(セーブ・ザ・チルドレン):ACジャパンなどでもなじみの組織。
◆ コージーコーダイさんのブログ:【子どもにも分かる】 SDGs(MDGs)と国連について簡潔にストーリーで解説するよ。
◆ COCOKARA :SDGsで学びと社会がリアルにつながる! 学校も学年も超え、企業やNPOを巻き込んでアクションを起こす中高生たち
◆ Think the Earth :子どもたちと未来をつくる SDGs for SCHOOL
◆ 東洋経済オンライン :「SDGs」に取り組む公立小、学力急上昇の秘訣
◆ 国連広報センターブログ :2018年1月23日のジャパンSDGsアワードの様子について