みなこだの池の水ぜんぶ抜く!(前編)

 ついに、みなこだ池の水ぜんぶ抜く!みなこだフェスタ2020オンライン開催期間の真っただ中、朝10時からサイフォン原理でのホースを2本投入。池の底に溜まったヘドロ状の水から抜き始めました。ホースから出てくる、濃い緑の水。。。。果たして、この中には鯉、いやお魚たちが本当にいるのか?!

 30分も経つとだいぶ水位が減少、、、していない?!ほとんど減っていない!ホースの口からは確かに池の水は出てきているが、こう見えて池の体積がずいぶんと多いため、ホース2本では到底、正午までには抜ききれない状況。そしてよく見ると、ちいさなメダカが案外いる!しっかりとこの緑の池の中に住まっていたのだ!こうなったら、メダカも救っておこう。

 ホース2本では歯が立たないため、実力行使へと作戦変更。バケツはたくさんあるので、バケツで直接、水をすくって出すことに。しかもメダカがバケツに入らないようにと慎重に水をすくう。

 大人5人で、ただひたすら、すくう。腰痛になるくらい、いやもうすでに腰痛を越えてしまって別の世界に行ってしまっているほどの辛さとひたすら戦う。なにかいるはず。きっと。メダカがいるくらいだもの。しかし兆しも見えず。ただひたすら。ひたすらすくう。人間とはなにか。試練をのりこえることこそ人間の生まれた役目なのか。ヒトが人として生きているための命題なのか。塵も積もれば山となる。千里の道も一歩から。あの三蔵法師様も遠い遠いガンダーラを目指して歩いたものだ。夏目雅子とマチャアキ。ひたすら歩け。ひたすらすくえば結果はおのずと出て。。。。お!おお!

 何か黒いものが水面から飛び出て、また潜っていった!いる、いるのだ。この緑色の、数センチ下すら見えないほどの濁った池の中に、確かに生命体、いや、フナか鯉か、魚が確かにここにいるのだ!